理事長所信

2021年度理事長
第52代理事長 管野 聡
第52代理事長 所信表明
https://www.youtube.com/watch?v=jYpf7VALH5E&feature=emb_err_woyt
【はじめに】
少子高齢化や人口減少が進む中、私たちがなぜここに住み暮らす選択をしたのか。
それは大人になっていく過程の中で、この地域に希望を持って明るい将来を夢見たからにほかなりません。それは先輩方が創り上げてきたまちがあったからだと確信しています。
私たちは、幼少期から現在に至るまで多くの人に育てられ、多くの人と出会い成長してきました。人は人と出会い、人によって磨かれます。
まずは、生かされている自分に感謝することが大切です。
一人ではできないことも、志同じくする者が力を合わせれば、あらゆる物事をより良い方向に変化させる力が生まれます。
私は、自身に関わる全ての人たちの未来をより良く変える存在でありたいと考えます。
そして、江刺青年会議所はより良い変化をもたらせる人材を輩出し、より良い未来に向かって行動していく組織であり続けたいと願っています。
【仲間とともに成長を】
江刺青年会議所は1970年に創立して以来、いつの時代も本気でこのまちを真剣に考え、もっと誇れるまちにしたい、その精神が現代にも受け継がれ、会員を育て、まちづくりへ向かわせる原動力になっている根底は今も変わりません。
青年だからできること、私たちにしかできないこと、それは熱い情熱をもって行動することです。今思っていること、考えていることを話してみてください。その言葉に耳を傾けて下さい。きっと共感する仲間がいるはずです。
「一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳が出る」
一生懸命だと知恵が出ます。一人ひとりが真剣に考え出した知恵は、物事を必ずいい方向へ進める成功への近道と私は考えます。
【つながりから成長。そしてまちづくりへ】
この地域の最大の強みは人と人とのつながりにあります。
江刺最大のお祭りである、えさし甚句まつりや、脈々と受け継がれる伝統文化など、世代を超えた人とのつながりを活かした江刺ならではの流れがあり、外部に発信できる地域資源です。
青年会議所には多くの出会いがあります。この地に根付くつながりと多くの出会いを掛け合わせることで、様々な活動を通して互いに切磋琢磨し、地域に必要とされる人間を生み出し、まちの活性化につなげていきます。
【次世代を担う青少年とともに】
次世代を担っていく青少年に向けて私たちができることは、この地域を好きになってもらうことが第一です。 すべては私たちが子ども達の笑顔のために行動すること。それが子ども達の将来の夢や希望につながっていきます。
青少年育成は私たちも多くの発見や学びがあります。私たちが本気で向き合えば、子ども達もそれに答えてくれるはずです。
いろいろな体験や子どもとのふれ合いの中で私たちも多くの刺激を受け、子ども達にはこの地に夢や希望を持ち、多くの選択肢とたくさんの笑顔を与えられる青少年育成事業の構築を進めてまいります。
【地域や社会の発展のために】
私たちが青年会議所運動・活動を行っていけるのは経済基盤がしっかりしている前提であることを忘れてはいけません。
青年経済人ができる最高の社会貢献はビジネスを通じて価値を生み出すことであります。青年会議所では普通に働いていては得られない知識やネットワーク、経験を得ることができます。
自身のあるべき経済ビジョンを明確にし、現状を改善するヒント、新しいネットワークやスキルなどを得るために、青年会議所のスケールメリットを活かした機会の創出が求められています。
私たちが得た知識や経験を、地域の青年経済人と共有し、この地域の経済の活性化につなげてまいります。
【青年会議所の仲間を増やす】
私たちの運動・活動をより大きく、効果的に展開していくには、お互いに切磋琢磨できる同志を増やし、成長の機会を多く得られる組織でなければなりません。
青年会議所は最後の学び舎と言われております。社会人となった私たちが、様々な事業を通じ経験を積むことができ、新たな人脈を構築しながら、企業や地域に必要とされるリーダーに成長していくことが青年会議所の価値のひとつであると考えます。
まずは私たちの運動・活動を多くの人に発信し共感してもらうことが大切です。仲間が増えれば新たなつながりが増え、未知なる可能性を切り拓くことが出来ます。
【今こそ心をひとつに】
近年、私たちを取り巻く環境は日々変化し、地域から求められていることも変わっています。いま一度私たちの運動を見つめ直し、この地域に何が必要なのかを市民と心をひとつにして考えていく必要があります。
江刺青年会議所でも地域のため、地域の青少年のための継続事業を行ってまいりました。今年度の全体事業は「自分たちのまちは自分たちで作る」という原点を忘れずに、私たち青年会議所と市民が協働し、地域とともに育つ事業に変革していきます。
【奥州市としての可能性】
江刺青年会議所の力だけで地域を変えることは容易ではありません。行政や他組織との信頼関係を醸成し、ともに行動し、長期的なパートナーシップを築いていく必要があります。
この地域では奥州市への合併以降、様々な要素が集まり、広域でのまちづくりも進んできております。しかし私たちは地域に根を張り、江刺地域を中心に未来を考えて運動・活動を展開してまいりました。
常に変化する世の中で、新しい可能性を模索していくことは必要不可欠なものであります。江刺という枠にとらわれず、広域での運動・活動を展開するメリット・デメリットを明確にし、新しい可能性を見つけ出すことが組織の存在価値を高める第一歩になると考えます。
【終わりに】
時代は令和に移り変わり、当たり前だと思っていた日常が大きく変わり、今日と同じ明日が来るという前提が崩れてきています。私たち青年経済人は常に変化に対応し、多角的な視野を持ち行動することが求められています。
この地域の未来を見据え、必要とされる人材を育成、輩出し続けることが江刺青年会議所の責務です。私たちが先頭に立ち、常に明るい豊かな未来に向かって行動することの大切さを訴え実践していくことで、次の世代が地域に希望を持ち続ける好循環を生み出します。
私たちは青年会議所として地域から求められることを探求しつつ、地域とともに未来に向かって進んでいきます。
ともに考え、ともに工夫しましょう
ともに行動し失敗したら立ち上がりましょう
そして、ともに明るい未来へ進んでいきましょう
~地域のために心をひとつに~
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1、まちづくり委員会・青年会議所と地域の若者が心をひとつにした全体事業の企画実施・青年層が地域の魅力を再発見できる例会の企画実施・他団体と協働した奥州市の未来を創造する例会の企画実施
- 2、会員拡大会議・青少年が地域の未来へ希望を見出す青少年育成事業の企画運営・青年経済人に向けたビジネススキルを高める例会の企画運営
- 3、事務局・例会、総会、理事会の円滑運営と各種事業の会計と法務・SNSやHPを活用した対外への広報活動の強化
- 4、会員拡大会議・各委員会と連携した会員拡大に向けた例会の実施・会員家族を含めるJCの相互理解を深める交流事業の企画・実施・入会3年以内の会員のサポート